小幌

サラリーマンZさんやしげさんらが本日小幌に向っていると思われます。
あそこの釣り場はアブラコも濃く(今年はちょっと物足りないがかな?)ヒラメも釣れるなど本当に良い所ですね!
JRでしかいけない幻チックの釣り場、しかし最近陸路から入れる情報も有りまして今まではJRの時間帯に左右された形でしたが今後は潮回りさえ考えれば自分の好きな時間帯に入る事が出来そうで「小幌」という釣り場がかなり身近になり今後も楽しみです。
さて、小幌と言えば7月初めにも前夜から翌朝まで釣りしましたが他のメンバーの方々のブログをみてオレだけ更新していない事を不思議と思っている方もいらっしゃるで事と思います。
実は釣行前から自己の都合上ブログにこの釣行記を載せないつもりでいました。
しかしこの「自己都合」が有っても無くても、とっても発表できる釣行内容ではございませんでした。
いささか・・・自分自身を見直さなければならない、数々のとてつもない失態を繰り返してしまったのです。
「良い所だけ」を更新するのも臭いものには蓋をしている様なブログになり兼ねないと感じ当時の失態の様子を本日書かせて頂きます。
其一【捕まる!!】
行きの道中・・・・スピード違反で御用となりました。
累積点数は0だったので免停などの行政処分は有りませんが1万五千円の罰金、2点累積
いやいや、一番オドオドしていたのは奥さんの存在でした。
家の奥さんは交通違反にはめっぽう厳しく「帰ったら怒られる・・・」
とのビクついた状態での釣りが始まりました。
其二【意固地!!】
今回の小幌釣行に集まったのは計8名の大所帯
(ブロガーの皆様・・コメントも入れず申し訳ありませんでした)
小幌の釣り場は大きく分けて3箇所
皆様が行きたがっていた窓岩付近とは全く反対の岩屋観音付近の釣り場にどうしても入りたく流石に一人じゃ辛いだろうとしげさんはオレに気を使ってくれて一緒に岩屋に着いてきて下さりました。
夜間の内は満潮に差し掛かかっていたのだが岩屋の湾洞にある桟橋に登れれば満潮時でも釣りになると想定していたが・・泳がない限りこの潮位では桟橋には登れず、オレの想定は見事に外れ結局夜間の部は浅場でガヤと戯れる釣りにしかならなかった。




其三【落ちた!!】
寒い中の野宿、寝たのか眠れなかったのか判らないまま薄っすらと夜が明けてきた。
潮位が下がるまでまだ少し時間があり右側の湾洞からの出岬で少々竿を出すがアブラコすら釣れずガヤが少々・・
まだ潮位は少々高いが痺れを切らしてメインイベントに考えていた湾洞左から入る最奥の出岬に行きましょうかとしげさんに声を掛け向った
前回行った時はド干潮と言う事もあり飛び石が沢山海水から頭を出していて何も考える事無くスムーズに最奥までいけたのだがこの時はまだ潮位は下がりきっていなく薄暗さも手伝いルートを見失ったオレ。
海伝いにあった岩を登ってその深みを越えようとした瞬間掴んでいた岩がボロっと外れその弾みでオレは背中から海に「ザッパーン」と落ちた。
幸い怪我一つなく、ウェイダーは勿論上着にはレインも着ていたのでずぶ濡れにもならず濡損したのもタバコ位なものだった。
海水の深みに落ちた事が無傷で済んで幸いだった・・・
色々重なりこの時点で楽しいはずの釣りだが気持ちが落ち込んで釣りしているんだかしていないんだか・・・ただ、しげさんの前では何事も無いような顔をするのが精一杯だった。



其四【唖然・・・最大のミスっ!!】
最奥の出岬の沖では游漁、プレジャー等の船が賑わっていた。
沢山の船に既にヒラメ釣らちゃっていないか?との不安もあったがこの辺は最有力ポイントなのか?と言う淡い期待も正直あった。
もしオレにヒラメが釣れたら気落ちした心もリセットされるかな?(笑)
しかしアブラコすらなかなか掛からない、しげさんも小さいアブラコを釣ったのみでオレが無理にこのポイントに来させてしまった事をますます申し訳ない気持ちになっていた。
窓岩方面に入った方々がバクバク釣れていたらどうしよう^_^;(笑)
完全にヒラメ狙いにスイッチしたしげさんはその場を離れることなくワームの交換やアクションパターンの引き出しを駆使してキャストを続けていた。
対照的にオレはあっちに行ったりこっちにいったりと落ち着きがなかった気がする。
この時期、「朝マズメ」と言うにはラストチャンス的な時間帯の午前6時頃。
しげさんにどっしりとした魚信が来てロッドが大きく絞り込まれた!
フォールのパターンからスイミングに変えた瞬間との事!!
「これはっ!間違いなくヒラメだべぇ!!」
と過去に沢山のヒラメ釣果の実績を持つ人の言うことには信頼性が高い。
かなり遠目でのヒットだったので寄せるまでには大分時間が掛かった。
しげさんのガチガチに硬いベイトロッドもこれ以上曲がるのかと言う位に曲り果て。「もしデカイカジカだったら・・(笑)」と冗談を言えるほど引き寄せるまでに時間が掛かった。
しげさんもオレも足元から2~3m突き出ている隠根が気になっていた。
もしその根にラインが当たり根ズレを起してラインが切れたらと。
オレはしげさんのタモを既に手に取りその隠れ根の奥まで届くように柄を伸ばし今や今やかとその魚体があがってくるのを待った。
歯を食いしばり必至にリールを巻くしげさん。
フワッと白い物が見えた瞬間「ヒラメだ!」とオレは気が付いて口に出したがその魚体は一度潜ったのか見えなくなったがその後直ぐに『ドデカイヒラメ』が姿を見せた!!
かなり重いと言えどアレだけ素直にリールに巻かれ引き寄せられたヒラメ!
しかし海面に出た瞬間に凄い勢いで暴れだすヒラメっ!!
タモの柄を長く伸ばしていたので取り込みに苦労はしそうだがここまできたらもう大丈夫かと!
アブラコすら大して釣れない釣り場にしげさんを導いてしまったがこれでしげさんも喜んでくれる筈だと喜びを分かちあう想像までしていた俺だった。
しかし・・・・・・・
・・・・・・ここからは薄くなった記憶だけを頼りに書くが
一度目のタモ入れ失敗、入ったと思ってもヒラメの体全体を使いまるで高飛び選手の背面ジャンプのようにタモ枠をスルリと交わしたヒラメ。
落ち着いて(いや、やはり落ち着いてはいなかっただろうなぁ・・)二回目のチャレンジ。
「入った!!!」とそのままタモの柄を縮ませるように手前に引っ張った。
が、途中ヒラメがタモ網に入った感触が無くなっていった。
また抜けたか、もう一度!!と動作に移ろうとしてもタモがしげさんのラインに引っ張られ上に上がっていった・・・
「あっ?・・・・・・・」
タモ網の中には引掛かったジグヘッドだけが置き去りにされていた。
唖然・・・・
言葉が出なかった・・・・
「しげさんスミマセン」の一言すら直ぐに出なかった・・・
その悪夢が現実に起きた事なんだと気が付くまでやたらと時間を要した気がした。
ようやく「しげさん本当に申し訳ないっす」と言葉が出たがしげさんは平静を装って「こんな事もあるから、気にしないで!」と優しく俺に言ってくれた。
気を取り直すも・・取り直せない。
しかしここでヒラメを掛けた現実。
まだまだ奴はそこに居るかもとしげさんは勿論オレもキャストを続けた。
その後直ぐにオレのロッドに鈍く重い魚信が伝わってきた。
しかし直ぐに軽くなり「アレ?なんだ?」とリールを巻いてたらまた「ズン!」と穂先が絞り込まれて今まで感じた事の無い引きが伝わってきた。
「しげさん、これヤバイかも・・・」とヒラメを信じてやまなかったが先程までの心配は「要らぬ心配」で揚がってきたのは49センチのアブラコだった。
しげさんはタモを用意してオレに駆け寄ってくれたがとても申し訳なくそのままズリあげた。
しげさんもオレのアブラコが見えるその瞬間まではかなり複雑な気持ちだったに違いない・・・・もしこの現状でオレがヒラメを釣ってしまったら
しげさんからヤキ入れられるじゃ済まされない^_^;
正直これがアブラコだったので互いにホッとした気持ちにもなっていたのは確か
アブラコとは言え49センチは今年の自己記録だけど何を釣ってもぜんぜん喜べない俺だった。
その後42~43センチのアブラコと小さ目のアブラコも何とか釣ったが殆ど無意識でどのように釣ったのか覚えていない。向こう合わせ的な釣果だったのは確か。
時間もタイムリミットが迫り片付けながらの笑談タイムと行きたいところだったがしげさんに対して何を話してよいのか判らず、ただ、しげさんは一生懸命オレに気を使ってくれていた事だけは感じ取る事が出来た。


この数日後しげさんに謝罪メールを送信した。
しげさんから返信された文章を見て
優しい釣りの先輩に出会えて本当に良かったと思いました。
ご一緒した皆様、色々とお気を使って頂いてありがとうございました。
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